五十肩の鍼灸治療を行っている武蔵小金井の「地域に根付いて病気を根付かせない鍼灸院」です。
鍼灸治療は五十肩に効果的な治療法のひとつです。「放っておけば治る」とよく耳にすると思いますが、五十肩と一言で言っても肩の痛みの原因・症状は様々です。自己診断は更なる悪化を招くこともありますので、しっかり診療・治療を受けることをお勧めいたします。
五十肩に鍼灸治療は効果的
五十肩はWHO(世界保健機構)が鍼灸治療の適応範囲であると定めています。
五十肩は、痛みの激しい疼痛期・関節の動きが悪くなる拘縮期・緩解していく回復期とに大別されます。
鍼灸治療は疼痛期から積極的に行える治療法であり、疼痛期を短くし出来る限り拘縮しないように努め回復を早めていくというものです。
簡単な図ですが、鍼灸治療を受けた場合は回復の早期化が望めます。また五十肩を発症してすぐの治療であれば疼痛期を短くしたり、拘縮をなるべく起こさせないようにすることもできると思います。肩の調子がおかしいなと感じたら早めの受診をお勧め致します。
- 肩の炎症を抑えて、痛みや腫れを治めていく
- 少しずつ肩の動きを改善させていく
- 予防・再発防止に努めていく
鍼灸で五十肩に用いるツボ
五十肩に用いられる代表的なツボは「肩髃」「肩貞」「養老」です。
勿論このツボ以外にもおカラダの状態を見て鍼やお灸をしていきます。
特に五十肩から派生して首や背中が硬いという方は多いので、首・肩・背中と全体的に血流を補うような治療も併せて行っていきます。
鍼は痛くありません。お灸も熱くありませんので、鍼灸治療が初めてという方でも安心して受けられます。
セルフケア
【ストレッチ】
ストレッチは疼痛期の痛みが激しい時にやり過ぎてしまうと却って炎症が悪化してしまいますので慎重に行わなければなりません。
来院されている方にはどのタイミングでどの程度行えばいいかなど詳しく説明していきます。
逆に拘縮期ではしっかりとストレッチを行った方が良いです。痛めている場所によってどこをしっかり伸ばすべきかは変わってきますが、痛みのない動きは特にしっかりと動かして、痛みの出る動きは痛みが出るギリギリのところまで動かすのが良いでしょう。
その方その方にあったストレッチ法もお伝えしていきます。
【寝る時の姿勢】
五十肩は寝る時にも注意が必要です。痛めている側の肩を下にして寝てしまうと翌朝痛くて肩が動かせないなんてこともあります。
当院がおすすめしている寝方は、図のように仰向きになり、痛めている側の肘の下辺りに折りたたんだタオルを置き、さらに手をズボンの中に入れて固定するというものです。
骨折した時に三角巾で腕を固定するものの簡易版といったところです。
【不意な動きに気を付ける】
これは注意していてもついやってしまうことなのですが、落とした物を咄嗟に拾おうと手を伸ばしたり、棚の上の物を取ろうと腕を伸ばしたりした瞬間に激痛が走りそこからしばらく痛みが取れないという状況はなるべく避けたいところです。
五十肩とは
五十肩は俗称であり、診断名は「肩関節周囲炎」となり「明らかな原因が特定できない痛みを伴った肩関節の拘縮」と定義されています。
肩周りの痛みは五十肩だけではなく、例えば変形性肩関節症や、肩峰下滑液包炎、上腕二頭筋長頭腱炎、石灰沈着など様々です。
五十肩の原因
肩関節周囲炎がなぜ四十肩や五十肩と呼ばれるのか。
それはそのまま40代や50代の方に多く起こる疾患だからです。
つまり加齢に伴い、肩関節周囲の筋肉・腱が緩んだり傷んだりすることによって炎症が起きやすくなるために起こる疾患です。
五十肩になりやすい人とは
肩関節は、球関節といって最も可動域が広い関節になります、実際に動かしてみるとどの角度にも動かすことができますよね。
では日常生活の中で肩関節を今みたいに大きく色々な角度に動かすことがあるでしょうか。
水泳やヨガなど運動習慣がある方は大きく動かすことがあると思いますが、普段の生活では意識しないとなかなか大きく動かす機会は少ないと思います。
昔は背中に手を回して両手の指がくっついたという人も、40代を越えてやってみたら全然届かないという人も多いと思います。それだけ肩関節が若い頃より硬くなってるということです。(特に下側の手が上まで届かないことが多いと思います)
筋・腱が硬いということは痛めやすいということでもあるので、不意に動かした時や重い物を持ったりした時に五十肩(肩関節周囲炎)になってしまう可能性が高まってくるというわけです。
五十肩の症状
代表的な症状は、痛み、結髪障害、結帯障害です。
以下に詳しく解説していきます。
五十肩の痛みの出る場所
主に外転(外側に腕を開く動作)で痛みが出るのですが、外側に開く時に60°~120°の角度で痛みが特に強く出る場合には、五十肩を疑います。
痛みの出る場所は、肩関節は様々な腱が入り組んでいるということもあるのでしょうがハッキリしないことが多いです。「なんとなく肩の奥の方が痛い」という方、また腕の方に痛みを感じるという方も少なくありません。
結髪障害と結帯障害
読んで字の如く、髪を結ぶような頭の後ろに手を回す動作で痛みが出るのを結髪障害と言い、五十肩の典型的な症状のひとつです。
服の脱ぎ着や洗髪、ドライヤーなど日常生活にも支障をきたすものです。
こちらも読んで字の如く、帯を結ぶように腰の後ろに手を回す動作で痛みがでるものを結帯障害と言い、こちらも五十肩の典型的な症状のひとつです。
ズボン・スカートの脱ぎ着など日常生活に支障をきたすものです。
五十肩の鍼灸治療症例
右肩の痛み
60代女性
(2023年3月更新)
運動で痛めた右肩
60代男性
(2023年6月更新)
楽器練習で痛めた左肩
60代男性
(2023年9月更新)
関連疾患
予約・料金|五十肩の鍼灸治療
施術料金
初診料/1,000円
診察料/5,500円
2回目以降/4,500円
【五十肩は非常に長引くことが多いため、当院では2回目以降は4,000円で施術しております。週に1度くらいのペースで定期的にしっかりと治療を受けられることをお勧めいたします】
【初回】 問診/約10分 施術/約50分
【2回目以降】 施術/約40分
首や肩・背中周りの血流を促し、肩関節の炎症を抑えたり拘縮した肩関節の動きを改善させていくものです。その他カラダのどこかに不調がある方はお気軽にご相談ください。
*時間は目安です。
必要以上の刺激は却ってカラダの負担になりますので、十分な刺激がいきわたったところで終了となります。
ご予約・お問い合わせ
【診療受付】
火~金…10:00~20:00
土・日…10:00~16:00
月曜・祝日休診
☎042-316-4728
電話受付は朝9時から受け付けております
*当院は予約制となっております。
*施術中の場合、電話に出られないことがありますが、留守番電話にお名前とお電話番号をいれていただければ、後程こちらからご連絡いたします。
「五十肩の鍼灸治療を希望」とお伝えください。
私たちが施術しています
ここ武蔵小金井で「地域に根付いて病気を根付かせない」をモットーに、せきぐち鍼灸院ではお一人お一人としっかり向き合って施術をしております。
東洋医学においては「鍼灸治療+養生=快方」となり、患者様ご自身の養生も施術同様大切となります。きちんと養生していただくために、お辛い症状のことだけでなく日常生活のことや体質のことなどまずはしっかりと問診をしていくことから始めていきます。
最もお辛い症状以外でもおカラダで気になることがあれば遠慮なく仰ってください。
気になるところがない健康なカラダを目指して一緒に頑張りましょう!
せきぐち鍼灸院【武蔵小金井】
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