武蔵小金井の「地域に根付いて病気を根付かせない鍼灸院」せきぐち鍼灸院の院長関口です。
自分を省みると最近集中力が低下していると感じることが増えました。私なりにその原因を考察してみましたので今日はそんなお話です。
集中力低下の原因は情報過多
若い頃は本を読むにしろ、音楽を聴くにしろ、映画を見るにしろとにかくひとつの事に集中していましたので、内容をしっかり覚えていたものでした。ですが、最近では先月聴いた曲が思い出せず、本や映画も断片的にしか内容が思い出せず・・なんていうことが多発するようになってしまいました。
若いゆえに色々なものが新鮮だったからより鮮明に記憶に残っているということかもしれませんが、それにしても集中して頭に入らなくなっていると感じる昨今です。
その原因のひとつに「情報過多」があるのではないかと私は思っています。
youtubeの情報過多
例えばyoutubeで何か動画を見ようと画面を開きます。そうするとまずトップに私が興味あるであろう動画が8つほど出てきます。
この時点でさ~っとサムネをパパパッと見てどれを見るか選びます。この時内容までじっくりと見て吟味することはあまりなく、なんとなく面白そうなサムネとタイトルでパッと選びます。
そして選んだ動画を視聴し始めるわけですが、その間右側にはまた私が興味ありそうなおすすめ動画がズラッと縦に並びます。
こうなると動画を見ながらも目はチラチラと横のおすすめ動画にいってしまい、見ている動画がちょっとでも面白くないと感じると、すぐ次の動画へと移動したりします。
また何か作業をしながら動画を垂れ流していたりすることも多いので、これではひとつの動画に集中できるはずもありませんし、内容が頭に入るはずもありません。
スマホの情報過多
youtubeに限らず「あれを調べなきゃ」と調べ物をするためにスマホを点けたら、LINEの着信お知らせが来ていてそっちをチェックしたり、youtubeのオススメ動画のお知らせが来ていて気になってちょっと見ていたりする間に、「あれ?何するんだっけ?」と、寄り道だらけになって本筋を忘れるということも最近多いと感じます。
同時に複数の情報が入り乱れるようなこの状況が集中力の低下を招くひとつの要因なのではないかと思うわけです。
情報過多が招く不安
こうした出来事は私に限ったことではなく、誰にでも当たり前にあるような事だと思います。
次から次へと異なる情報が一気に流れ込んでくるこの状況は脳にとって果たして悪影響はないのでしょうか?
私は集中力の欠如、待つことができなくなる、物事を順序だてて考えられなくなる、記憶力の低下、考察力の低下、思考力の低下、落ち着きがなくなるといった事が次第に増えてくるのではないかと思うのです。
歩きながらスマホで動画を見ている人をよく見かけますが、それはすでに、待つことができない、考察力・思考力の低下(注意力の欠如)が起きているのではないかと思います。
最近は映画館で2時間じっと映画を観ることができない若者も増えていると聞きますが、同じく集中力の低下が起きていると思われます。
私は最近はこうした危機感を少し感じ始めており、本を読んだり動画や映画を観る時には周囲の雑音を排除してできる限りそれだけに集中するようにしています。
私と同じように最近物や人の名前が覚えられない、集中力が低下していると感じている方がいましたら、スマホやパソコンを利用する時に普段からなるべく一気に多くの情報を取り込まないように気を付ける事をお勧めします。
と、いっても状況が状況ですからよっぽど自分で意識しない限りは無理な気もしていますが‥。私もなんだかんだでついつい次のニュース次のニュースと目移りしてしまいます‥。
なにかひとつ気になったニュースがあったらそれをしっかり読み込んで、それを誰か他の人に伝えるというのは、ひとつの記事だけでも集中して読むことができ、誰かに伝えることで頭の中で記憶の整理もできるのでいい気がします。
時代に取り残されないようにすることも必要かもしれませんが、それ故に人間としての機能を失ってしまわないかが心配な関口でした。
せきぐち鍼灸院 院長 関口礼
せきぐち鍼灸院【武蔵小金井】
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