痔の治療に鍼灸は効果があるのか?過去の症例から見えた改善パターン

痔に鍼灸は効果があるのか?過去の症例から見えた改善パターン

こんにちは。中央線武蔵小金井駅徒歩6分程にある「地域に根付いて病気を根付かせない鍼灸院」ことせきぐち鍼灸院です。
今回のテーマは「痔の鍼灸治療」についてです。
痔の治療=手術と考える方も多いと思いますが、実は鍼灸治療でも痔の症状の改善が期待できることはあまり知られていません。
手術してしまいたけどどうしても入院している時間がない・・かといって日帰り手術は不安・・という方に鍼灸治療は1つの選択肢として考えていただきたい治療法のひとつです。
 

痔に鍼灸治療は効果があるのか

痔、特にいぼ痔(痔核)の場合、主な原因は血行不良です。血行不良によりうっ血してしまい血管が瘤(こぶ)状に腫れてしまったものが痔核です。

鍼灸治療に血流を改善させる働きがあることは既に科学的にも解明されています
 

【鍼灸治療における血流改善の科学的エビデンス】
・軸索反射:鍼が体内に侵入することにより体は「異物が入ってきた!」と神経が反応し、血管を広げる血管拡張物質(CGRPなど)を放出。これによって局所の血管を広げて血流が増加する。

・筋緊張の緩和:血液の流れはポンプの働きと非常に似ています。心臓が拍動することで心臓から血流がグン、グンと送り出されていきます。この際鍼灸の効果により筋肉がほぐれると、血管への圧も弱まり、スムーズに血流が送られ血流が増加します。

・自律神経の調整:鍼灸治療には自律神経を整える働きがあるとされています。鍼灸で副交感神経が優位になることで血管が拡張し、血行促進作用が期待できます。


血流が改善されれば、痔核のうっ血も緩和されそれに伴って痔核の痛みや出血といった症状も落ち着いていくことが期待できます。
 
切れ痔(裂肛)や痔ろうにも同様の事が言えます。
私たちが今まで診てきた痔の患者様の数はここ20年で延べ1000人以上になると思いますが、いぼ痔に比べると切れ痔や痔ろうの方の方が改善が早く見られることが多かったです。
それにも理由があります。
 

切れ時と痔ろうがいぼ痔に比べて改善が早い理由

切れ時と痔ろうは発症と同時に症状が出始めるため、異変に気が付くのも早いものです。
逆にいぼ痔(痔核)は、外痔核(肛門歯状線の外側にできる痔核)の場合は痛みが強く出るので早く気が付くこともありますが、内痔核(肛門歯状線の内側にできる痔核)の場合、ある程度大きくなるまでは特に痛みや出血といった症状が出ない場合もあり気が付かないことも多いものです。

気が付かない間に徐々に徐々に肛門内部で痔核が大きく膨らんでいき、痛み、脱出、出血といった症状が出る頃には「手術しかありません」と肛門科で言われてしまうというケースは少なくありません。

痔の鍼灸治療の場合、発症してからの期間が早ければ治りも早いものです。
ですので発症してすぐに気が付くような切れ痔や痔ろう、肛門外側にできる外痔核などは鍼灸治療を行った際にも割と早くに改善が見られることが多いものです。
 

根治が難しいとされる痔ろうにも鍼灸

痔ろうは肛門周囲膿瘍という肛門周囲に膿が溜まる疾患から派生する形でおしりの近くに膿が通る管が形成されてしまう疾患です。

詳しくはこちら↓↓↓

痔について

痔ろうは自然治癒することはなく、手術で中の管を取り除くしか根本的な治療法はないとされています。
痔ろうの手術としてはシートン法、瘻管開放切開術、くり抜き法などがありそれぞれにメリット・デメリットがあります。主な差は入院期間、痛みの有無、再発の可能性などです。

そんな、手術しか治療法がないとされている痔ろうですが、鍼灸治療では意外にも良い効果が見られることが多いです。
とはいえ、痔ろうで鍼灸治療に罹る方はいぼ痔や切れ痔の方に比べれば圧倒的に少ないので当院の症例数としても決して多いとは言えませんが、私が今まで診てきた痔ろうの方は膿の排出される量が目に見えて減り、最終的にはまったく出なくなるところまで改善する方が多かったです。
 

いぼ痔(痔核)が鍼灸で軽快していくパターン

痔が発症してからの期間が短ければ鍼灸治療による改善が早いというのは先に述べた通りですが、発症して数年以上経っている内痔核も効果がないわけでは勿論ありません。
内痔核は症状が出づらいため、なんとなく放っておいてしまう方も多いので発症してから数年経った状態で来院される方も多いです。

過去、いぼ痔(痔核)の患者様を数多く診させていただいてきたわけですが、その中での軽快していくパターンは次の通りです。

1.出血頻度が減る
2.脱出頻度が減る
3.違和感が減る

といった段階を経ていく方が多い印象です。
当然といえば当然の経過なのですが、中に血液がパンパンに溜まってうっ血しているのが痔核ですからそこに排便の際などに傷がつくと、痔核から大きく出血をしてしまいます。
そして慢性的に血液がうっ血した状態が続くと次第に痔核は大きく膨らみ出して、肛門の外へ飛び出すくらいの大きさに育っていきます。

鍼灸治療で血行が改善されていくとまず出血頻度が減ります。月に数度、多量に出血していたのが月に1度、ふた月に一度の出血になり、さらに出血の量も最初は便器が真っ赤になるくらい多量に出血していたのが便に付くくらいの出血、拭いた時に紙に付く程度の出血になり・・と次第に出血頻度と量が減っていく方が多いです。

出血の頻度・量が少ない、或いは出血がまったくないといった状態を維持できると今度は痔核自体がしぼんでいきます。
痔核がしぼんでいくと脱出の頻度や程度が軽くなっていきます。
最初は歩いていただけ、立っていただけで脱出してしまっていたのが大丈夫になったり、排便時に脱出してなかなか戻らなかった痔核が、軽く押す或いは自然に肛門の中に納まるようになっていくという経過を辿る方が多いです。
 

痔核が完全になくなることもある

これも発症してからの期間によるところが大きいのですが、発症して間もない段階であれば外痔核も内痔核もキレイになくなることはあります。

親指大くらいの大きさでも外痔核の場合はキレイに治まることも多いです。
発症から数年経っている内痔核の場合はある程度大きさがあると、しぼむのにも多少時間がかかるのと、しぼんでいったとしても皮のたるみが残ることがあります。
しかし、皮のたるみが残ったとしてもそこまでしぼんでいれば痛みや出血といった症状が出ることはほとんどないので、あとはそのまま良い状態をキープしていければ問題ないものです。

いずれにしても発症してからの期間が短ければ治りも早いということです。
もし今この記事を読まれている方で、お尻に違和感や問題があるという方はなるべく早めに施術を受けられることをお勧めいたします。
数回の施術で変化を感じられる方が多いですから、「試しに鍼灸を受けてみるか」「手術の前にできることを試してみるか」そんな風に気楽にいらしていただくのも十分ありだと思います。
 

痔の治療に鍼灸という選択肢も

痔の治療=肛門科。間違ってはいないのですが、そこに鍼灸という選択肢もあるということがもっと広まれば良いなという気持ちはあります。
痔の鍼灸治療は決して特別なものではなく、鍼灸に関する書籍や古典文献にも書かれています。しかし鍼灸の施術方法は様々であり、多くは間接的な施術になり当院のように積極的に痔の鍼灸治療に取り組んでいるところはほとんどないのではないかと思います。

緊急を要する場合などどうしても手術をしなければならない場合もあるでしょうが、痔は生活習慣病ですから、生活の改善も含めた治療をしなければ再発する可能性もあります。

当院の鍼灸治療はお尻周りの血流を改善させるだけでなく、生活の中でどこに痔になる原因があるのか、そういった部分も問診などでしっかりお話を聞いて施術を行っていきますので、再発するというリスクは少ないと思います。実際当院に来院されている方で、一度治ってから再発してしまったという方は現状ほとんどいらっしゃいません。

お電話での問い合わせだけでももちろん大丈夫ですので、気になる方はお気軽にご連絡ください。
 
 

痔の鍼灸治療について

せきぐち鍼灸院の痔の鍼灸治療のページ

 

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痔以外でもおカラダのどこかに不調がある場合はお気軽にご相談ください。

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せきぐち鍼灸整体院|武蔵小金井


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ここ武蔵小金井で「地域に根付いて病気を根付かせない」をモットーに、せきぐち鍼灸院ではお一人お一人としっかり向き合って施術をしております。
勿論鍼灸師の国家資格を有しております。

東洋医学においては「鍼灸治療+養生=快方」となり、患者様ご自身の養生も施術同様大切となります。きちんと養生していただくために、お辛い症状のことだけでなく日常生活のことや体質のことなどまずはしっかりと問診をしていくことから始めていきます。

痔の症状以外でもおカラダで気になることがあれば遠慮なく仰ってください。
気になるところがない健康なカラダを目指して一緒に頑張りましょう!

 

せきぐち鍼灸院【武蔵小金井】

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せきぐち鍼灸院【武蔵小金井】の外観写真