偏頭痛の臨床症例3
10代から続く頭痛(20代女性)
武蔵小金井の「地域に根付いて病気を根付かせない鍼灸院」せきぐち鍼灸院です。
偏頭痛で当院に来院されて改善した症例を一部ご紹介させていただきます。
偏頭痛で鍼灸治療を受けようか悩まれている方のご参考になれば幸いです。
- 来院者/20代女性
- 10代から続く頭痛
- 通院期間/2023年1月~2月
- 回数・頻度/9回・1週間に2度位
偏頭痛の症状と経過
10代半ばごろから慢性的に頭痛が出ている。社会人になってからデスクワーク(PC)が増え、目を酷使した時など特に出やすくなったとのこと。
ひどい場合には吐き気を伴うこともあり、めまいのようなふらつきを覚えることもある。
頭痛薬を飲むこともあるが薬に頼るのも怖いのであまり飲まないようにはしているとのこと。
頻度は大体月に2~3回くらい頭痛に悩まされている。
所見
首回りから肩周りにかけての筋肉の緊張が非常に強く、本人も「鉄板が入っているよう」とか「肩甲骨を剥がして取り換えたい」と仰っていた。
首の動きは、前屈(下を向く動作)・後屈(上を向く動作)・左側屈(頭を左に倒す動作)・左回旋(左を向く動作)で左頸部から肩にかけてつっぱるような違和感が出る。
手に痺れなどはなし。
偏頭痛の鍼灸施術
<初回>
まずは一通り首・肩周りの検査を行った後、首回り・肩周りの血行の改善、筋肉のこりをほぐしていくように施術を行っていく。
鍼が初めてということだったので初回は極々軽めの刺激で治療を行う。「鍼を刺したあたりがジワ~ッとして気持ちいい」とのこと。
鍼をした箇所にほんのり赤味が出て血行の改善が見てとれた。が、初回なので必要以上には施術せずに、日常生活でもなるべく 肩周りに負担をかけないように養生法をお伝えして終了。
<4回目>
肩周りの筋肉がほぐれはじめ、自覚症状も首・肩周りが少し楽になってきたとのこと。頭痛もこの一週間は出なかったと嬉しそう。
ただしこういった日常生活での環境に左右される 疾患の場合、症状の波が大きく出ることが多いのでまだまだ油断をしないようお伝えした。
<9回目>
治療を開始してから約1カ月。頭痛が出ることもあるが、前ほどひどくはならず薬は飲まずに済んでいるとのこと。
首の動きもだいぶよくなってきたので、ストレッチも行いながら施術を行っていくことに。自宅でもしっかりストレッチをするようお伝えした。
大分症状は落ち着いてきたので、今後は1ヵ月に1度くらいの通院ペースで様子を見ていくことにしました。
偏頭痛の鍼灸治療考察
初めの1週間は週に2回のペースで施術を行い、翌週からは週に1~2回のペースで来院していただきました。
仕事でどうしてもPCを使うため、最初は症状の波も大きく、少しいいかも?と 思うとまたぶり返したりを繰り返しましたが、徐々に偏頭痛の出る頻度が10日に1度、2週間に1度と減りはじめたので経過は良好であったと思います。
症状が落ち着くにつれて通院間隔も空けていきましたが、仕事を続けている以上は症状が落ち着いても月に1~2回は治療を継続して予防に努めていく必要性を感じました。
(同じ疾患であっても、程度、経過によって治り方には個人差があります。)
偏頭痛の鍼灸治療について
当院で行っている偏頭痛に対する鍼灸治療について諸々記載しております。
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