痔の臨床症例3
痔核による痛み(40代女性)
「武蔵小金井の「地域に根付いて病気を根付かせない鍼灸院」せきぐち鍼灸院です。
痔で当院に来院されて改善した方の症例を一部ご紹介させていただきます。
痔で鍼灸治療を受けようか悩まれている方のご参考になれば幸いです。
- 来院者/40代女性
- 主訴/外痔核(いぼ痔)による痛み
- 通院期間/2016年6月~
- 回数・頻度/1週間に1度位
痔の症状と経過
一週間前に痔核が大きく腫れ、病院では即手術が必要と言われたがどうしても手術をしたくないと思い当院に来院。
排便後のズキズキとした痛みが一日中続き、ほとんど横になって日中を過ごしている。出血は排便後に少し出る程度。
20代からおしりに違和感はあったが職場が変わってから急激に悪化した。近く退職して痔の治療に集中する予定であるとのこと。
所見
大きく腫れあがった痔核が中に収まらない状態。
部分的に茶色~紫暗色の部分がありうっ血が伺える。
痔の鍼灸施術
<初回>
鍼灸が初めてということで、実際使っている道具をお見せするなどしつつじっくりとお時間をとって、まずは鍼灸治療への不安を取り除いていきました。
鍼を使うのは肛門周囲へのみに留め、灸や刺入しない鍼なども使って腰やお腹周りの血流を促していきました。
外科的なオペは絶対にしたくないという強いご希望があり、まずは治療間隔を詰めて週に二回の施術で改善を目指すことに。ご自宅でできる体操とセルフケアをお伝えして終了。
<3回目>
痛みのピークが過ぎ、痛みレベルは一番ひどい時を10とすると10→8に軽減した。日中少し動けるようになったとのこと。
<4回目>
見た目にわかるくらい、少しずつ痔核が小さくしぼんできた。
<5回目>
痛みが10→1か2くらいまで下がってきたとのこと。
以降は外出や観劇など少しずつ行動範囲を広げていき、翌年から仕事に復帰され現在に至っています。現在は症状に波はありながらも生活に支障の出るようなレベルの痛みや出血はなく過ごせている。
いぼ痔の鍼灸治療考察
最初に来院された時は痛みが強く、生活に大きな支障が出ている状態でした。どうしてもオペをしたくないという強い意思を原動力に週に二回の通院を頑張っていただきました。
始めは電車に乗ることもできず、ご家族に車で送迎してもらっての通院でした。
その状態から仕事復帰を果たされたことはご自身にとっても私たちにとっても自信になりました。
来院するのはとても大変だったと思いますが、発症してすぐに治療を開始したことで、落ち着くまでの期間が短縮されたと思います。
現在も自宅でのセルフケアと体操なども熱心に取り組んでいただき、お仕事のストレスから症状が悪化しそうになった時は間隔を詰めていらしていただくなど、健康のバロメーターとしても痔の症状と上手く付き合っていかれています。
(同じ疾患であっても、程度、経過によって治り方には個人差があります。)
痔の鍼灸治療について
当院で行っている痔に対する鍼灸治療について諸々記載しております。
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