頭痛の臨床症例1
ぶつけてから続く頭痛(30代女性)
武蔵小金井の「地域に根付いて病気を根付かせない鍼灸院」せきぐち鍼灸院です。
頭痛で当院に来院されて改善した方の症例を一部ご紹介させていただきます。
頭痛で鍼灸治療を受けようか悩まれている方のご参考になれば幸いです。
- 来院者/30代女性
- 頭をぶつけてから続く頭痛
- 通院期間/2022年1月~5月
- 回数・頻度/8回・1週間~1カ月に1度位
頭痛の症状と経過
4カ月前に戸棚に頭を強くぶつけて首が詰まった感じがし、それからずっと首が痛い。
強く手を握ると指がしびれる。振り向けない。同じ姿勢でいると辛くなるので寝つきも悪い。
今まで使っていた高めの枕もきつくなり、バスタオルで寝ているとのこと。
首をもみたい感じがするのと、実際強めにもんでしまう。
整形外科でレントゲンを撮ってもらったが異常なし。痛み止め、神経の薬を処方された。
頭を打ってからほぼ毎日ズキズキと頭痛がある。頭痛薬を飲まないと悪化しやすく、冷や汗が出て吐いてしまう。
もともと偏頭痛持ちではあるが、頭痛外来には行った事がないとのこと。
所見
左側屈(左に首を倒す動作)、左回旋(左に首を回す動作)、後屈(上を向く動作)で痛みが出る。
痛みが出るのが怖くて可動域が狭い。
頭痛の鍼灸施術
<初回>
一通り首・肩周りの動きをチェックした後施術開始。整体で全身調整を行っていくが首は慎重にあまり大きく動かさずに行った。肩の張りが強く、肩甲骨があまり触れない状態。
鍼灸治療では頸椎への刺激はごく軽く、肩や背中を中心に緩めていく。
揉みたいと思っても強く揉まないように気を付けていただくのと、肩甲骨を動かす体操をお伝えして終了。
<2回目>
前回鍼をしてからとても楽になったとのこと。頭痛も頻度が減って、この1週間は頭痛薬を飲まずにいられた。
可動域が少し広がり、鍼灸施術後には動かしていて楽とのこと。
<5回目>
首を動かす時の恐怖が無くなった。首の痛みよりも首肩コリの方が気になるようになった。
頭痛は数回あったが軽かったとのことで着々と快復に向かっている様子。
<8回目>
寝起きに左の首肩が痛い事があったが、頭痛はここ一か月で一回あったかな程度で全体的に落ち着いている。
頭痛の鍼灸治療考察
一般的な頭痛とは少し異なる症例ではありますが、元々偏頭痛があったところに首を痛めるほどに頭を強くぶつけたために、血管に何かしらの問題が起きて頭痛が続くようになってしまったのではないかと思われます。
首や肩周りの血流を整えることで頭痛にしろ偏頭痛にしろ改善されるケースは多いです。
また、首が痛くなった時に強く揉んでしまう方は多いかと思いますが、首の骨や筋肉を傷めている場合、強く揉むことによって益々傷口が開くように痛みが悪化してしまう可能性があります。
今回のように鍼灸治療に加えて日常生活を見直していただくことで快復を早めることができることがあります。
(同じ疾患であっても、程度、経過によって治り方には個人差があります。)
頭痛の鍼灸治療について
当院で行っている頭痛に対する鍼灸治療について諸々記載しております。
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せきぐち鍼灸院【武蔵小金井】

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