腰椎ヘルニアの臨床症例1
左脚の強い痺れ(40代男性)
「武蔵小金井の「地域に根付いて病気を根付かせない鍼灸院」せきぐち鍼灸院です。
腰椎ヘルニアで当院に来院されて改善した方の症例を一部ご紹介させていただきます。
腰椎ヘルニアで鍼灸治療を受けようか悩まれている方のご参考になれば幸いです。
- 来院者/40代男性
- 主訴/左脚全体の強い痺れ
- 通院期間/2016年1月~3月
- 回数・頻度/6回・1週間おき位
腰椎ヘルニアの症状と経過
前々から腰が重いと感じていたが先月夜中に急に痛みが強く出た。そこから一週間安静に過ごして痛みは落ち着いたが左の臀部(おしり)から脛、親指にかけて痺れが出るようになった。
病院でレントゲンを撮ってもらったところ「腰椎4番5番のヘルニアである」と診断された。
所見
痺れの強さは波があるが基本的に出っ放しの状態。夜中気になって何度か目が覚める。
真っ直ぐ立つことはできるが前屈(前に屈む動作)は少しきつい。
左の親指を背屈(指を反らせる動作)に力がまったく入らない状態。
右脚に比べると左脚の方が筋力が落ちて細くなっている。
動いて痛みや痺れが増すというよりも、ずっと同じ姿勢でいると痺れが増してくる。
過去ぎっくり腰は1度だけしたことがある。
腰椎ヘルニアの鍼灸施術
<初回>
腰の動きでどの動きで痛みが出るのか痺れが出るのかなど一通り検査をした後施術を開始。
整体でカラダ全体の筋肉・骨格・神経系のバランスを整えてから鍼灸施術を行う。
腰周りに灸頭鍼と、腰に関係する背部や足に鍼とお灸を行っていった。
最後にご自宅でできる簡単な腰のストレッチなどをお伝えして終了。
<3回目>
痺れの質が少し軽くなった(ジンジンビリビリからピリピリくらいに)。
久しぶりに朝まで眠れるようになった。
座ると大体20分くらいで痺れが強くなるとのこと。
少し改善が見られたので更に腰の体操をいくつか追加。
<4回目>
痺れは一番ひどい時を10とすると、10→2へ。
左足も前より力が入るようになり歩き方も少し楽そうに見える。
<6回目>
調子良く、痺れは足の裏にうっすら薄皮が1枚貼っているような感じ。
親指の背屈は力が入るようになってきたが、足首の背屈はまだ力が入りづらい(脛に力が入りにくい)。
日常生活には支障がないということなので、今後は通院間隔を空けて少しずつ痺れ・違和感を取り除いていく事に。
腰椎ヘルニアの鍼灸治療考察
ヘルニア自体は年齢や運動習慣の有無によって治り方の個人差はありますが、飛び出した椎間板がきちんと元の場所に戻っていくことは多いです。それに伴って痛みや痺れも改善されていきます。この方はこの後月に1~2回くらいの通院できちんと足に力が入るまで回復されました。元々運動習慣もあった方でしたので治り方もすごく順調だった症例です。
運動習慣は病気やケガを予防する意味もありますが、もし病気やケガをした場合に治りが早くなるという意味もあります。
カラダをきちんと動かせるうちから、しっかりと運動習慣をつけるようにしましょう。
(同じ疾患であっても、程度、経過によって治り方には個人差があります。)
腰椎ヘルニアの鍼灸治療について
当院で行っている腰椎ヘルニアに対する鍼灸治療について諸々記載しております。
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