【足底腱膜炎】骨棘による激しい痛みの鍼灸症例|せきぐち鍼灸院

足底腱膜炎の鍼灸治療症例ページタイトル

足底腱膜炎の臨床症例5
骨棘による激しい痛み(40代女性)

「武蔵小金井の「地域に根付いて病気を根付かせない鍼灸院」せきぐち鍼灸院です。
足底腱膜炎で当院に来院されて改善した症例を一部ご紹介させていただきます。
足底腱膜炎で鍼灸治療を受けようか悩まれている方のご参考になれば幸いです。

DATA
  • 来院者/40代女性
  • 踵に骨棘による激しい痛みが出ている
  • 通院期間/2024年4月~2024年9月
  • 回数・頻度/12回・1週間に1度位

足底腱膜炎の症状と経過

去年の夏ごろから左踵の中央辺りに痛みが出始め、最近病院でレントゲンを撮ってもらったところ「踵の骨に骨棘ができている」と言われた。
痛み止めの注射を病院で4回受けた。注射を打つと2~3週間は痛みが少し和らぐ。
ここにきて左を庇っていた影響か右足にも痛みが出始めてきたとのこと。
 
 

所見

左踵は見た目でわかるくらいにパンパンに赤く腫れている状態。骨棘が出来ているという部分は触ってもコツっとしたものが触れるくらいに骨棘ができていた。
右踵も左踵もどちらも全体的に腫れぼったく硬さもある状態。
痛みの強さは左:右=10:6くらい。

仕事は立ち仕事で1日10時間近くは立ちっぱなしになる。

足底腱膜炎の鍼灸症例5の痛めている箇所

足底腱膜炎の鍼灸施術

<初回>
患部が非常に腫れている状態なので、まずは整体で体全体のバランス等を整えていくことから始め、脹脛~足首周りを入念に緊張をほぐしていく。
腰に灸頭鍼と、脹脛・足首周りに鍼治療を行い、踵の幹部周りは炎症を抑える意味合いのお灸治療を施していく。

*足の裏は過敏な個所でもあるので直接鍼は致しません。

お仕事での負担が足底腱膜炎の原因になっていることと、既に骨棘ができてしまっているのでまずはできる限り安静にすることと、仕事終わりには必ず一度冷やすようお伝えして終了。

<2回目>
状態は同じ。
施術も前回同様に行っていった。
足底腱膜炎用インソールを使用したところ余計痛みが出るとのことだったので、インソールは一旦やめて、代わりに折りたたんだティッシュを踵に当てたり、靴底がクッション性の高い靴に変えてみたりといったアドバイスと、歩くときはなるべく踵から着地しないようにと、仕事中にできそうな負担を減らすアドバイスをいくつかお伝えした

<5回目>
痛みは依然としてあるままだが、踵全体の赤味と硬さは引いてきた。
踵の内側にも少し痛みを感じるとのことだったが、恐らくこれは踵中央の痛みが少し和らいできたために、今まで踵中央の痛みが強すぎて意識がいってなかった内側の痛みを感じるようになった状態だと思うので、全体的には良い傾向だと思われる。

<8回目>
左踵の痛みが少しずつ和らいできているとのこと。むしろ右踵の方が痛みが強いくらい。
仕事中も以前は耐えられない程の痛みだったが、今は耐えられない程の痛みはない。

<11回目>
痛みが大分和らいだタイミングで仕事も連休に入り、かなり痛みが楽になった。今は若干右踵の方が痛みを感じるくらい。
日常生活では踵の痛みは気にならないくらいにまで快復。

<12回目>
仕事中も養生しながらであれば痛みは今のところ大丈夫とのこと。
時折長く歩かなければならない日があり、その後は少し踵に痛みが出るが翌日にはなくなっているとのこと。
 
   

足底腱膜炎の鍼灸治療考察

最初はかなり腫れも痛みも強く、触れるだけでも激痛という状態に加え、足底腱膜炎の治療には欠かせない「安静にする」ということもお仕事の都合上なかなか難しい状態だったのでどうしたものかと心配でしたが、回を追うごとに少しずつ改善が見られたので安堵した症例でした。
骨棘自体はなくなることはないので今後も使い過ぎには気を付けないといけないですが、今回鍼灸治療に加えて色々と養生のアドバイスもお伝えできたので、しっかり養生していければ今回のようにひどい痛みが出ることはないかなと思います。(現在は月1程度で養生のために通院加療中)
鍼灸治療で炎症を抑えていくことも大事ですし、日常生活でいかに負担をかけないかということも足底腱膜炎では大切ですので、その辺りは患者さんとの意思の疎通が必要であると感じます。
(同じ疾患であっても、程度、経過によって治り方には個人差があります。)

足底腱膜炎の鍼灸治療について

当院で行っている足底腱膜炎に対する鍼灸治療について諸々記載しております。

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