胃潰瘍について|せきぐち鍼灸院【武蔵小金井】

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武蔵小金井の「地域に根付いて病気を根付かせない鍼灸院」せきぐち鍼灸院の院長関口です。
今回はストレスなどで引き起こされる胃潰瘍についてのお話です。
 
 

胃潰瘍と十二指腸潰瘍

胃潰瘍と並んで十二指腸潰瘍というものがあります。潰瘍が起きる場所による違いですが、食後30分から1時間後に痛みが起こるのは胃潰瘍で、空腹時に痛みが起きるのが十二指腸潰瘍です。
検査法として「ボアス圧痛点」というものがありますが、これは第12胸椎の際を押して痛みが出るかどうかという検査法です。痛みがある場合には胃潰瘍か十二指腸潰瘍が疑われます。胃潰瘍は左側に、十二指腸潰瘍は右側に圧痛が出ることが多いです。

鍼灸の治療としては胃潰瘍も十二指腸潰瘍もどちらも特に施術方法が変わることはありません。
 
 

出血の有無とピロリ菌の有無

注意が必要なのはピロリ菌の有無と、出血の有無です。
ピロリ菌は除菌しないとずっと胃の中に棲み続けてしまいますし、胃がんのリスクも高まりますので注意が必要です。最近では薬を1週間程度飲み続けるだけで9割方除菌が可能です。

出血に関しては直腸以下の部分の出血ならば便の色は赤く、胃の出血では黒くなります。これは鉄分と酸素が結合すると赤くなるためです。
粘液便(白いものが便に混じっている)には注意が必要で、腸の疾患が疑われます。特に潰瘍性大腸炎などは命に関わるため急を要します。

また出血が持続すると貧血を起こす可能性もあります。貧血が起きると粘膜が白くなる、爪が白くなる、吐き気、立ち眩み、目の周りにものもらいのようなものができる・・などといった事が起こり得ます。
吐き気があるから胃の問題だろうと思っていると、案外貧血から来ていたりすることもあります。
 
 

胃潰瘍の検査

診断のためには胃カメラが用いられますが、胃カメラの辛さは体験したことがない人でも知るところで‥胃カメラをやると聞いただけでストレスを感じてしまいストレス性潰瘍を起こしてしまう人もいるくらいです。ストレス性潰瘍は一晩でできることもあります。そのくらい胃腸というのはストレスの影響を直に受ける臓器なのです。

胃全体の変形(凹凸)を診るにはレントゲンが良いので、検査の際には胃カメラとレントゲンの併用が望ましいとされています。
 
 

まとめ

胃潰瘍は暴飲暴食やストレスなどで胃腸に負担がかかることで起きる疾患です。暴飲暴食はなんとか自分で節制が効くとしても、ストレスはなかなかそうはいきません。上手くストレスを発散させることが健康を保つうえでは重要だと思います。
胃腸の調子を整えたり、カラダ全体の疲れやストレスを緩和させるためにも鍼灸治療は有効ですので、胃腸の調子が芳しくないなどあればどうぞお気軽にご相談ください。
 
 
せきぐち鍼灸院 院長 関口礼
 
 

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