ぎっくり腰の鍼灸症例 50代女性
ぎっくり腰の鍼灸症例|せきぐち鍼灸整体院【武蔵小金井】
来院者 | 期間 |
50代女性 | 2020年5月~2020年6月 |
頻度 | 通院回数 |
週1~3回程度 | 5回 |
主訴
2週間前から徐々に増す腰の痛み
所見・経過
2週間前にギクッと腰を痛めてしまった。その後安静に過ごしていたが徐々に痛みが増してきた。
一昨日の晩に家事をこなしていたら、その後立てないくらいに痛みが強くなり、翌日接骨院を受診。
夜間痛(痛くて眠れない)はなく、横向きで寝れば何とか大丈夫とのこと。
ぎっくり腰は運動を始めてからはしていなかったが、以前はよく繰り返していたとのこと。
右側屈と前屈で痛みが強く出る。
鍼灸施術
<初回>
整体は、無理に体を動かしてしまうと余計痛めてしまう恐れがあるのでできる範囲でのみ行う。
側臥位で腰に灸頭鍼と置鍼。
寝返りをうつのも大変な状態だったのでなるべく体位変換をしないように施術を行い、万が一鍼の刺激で炎症が増してしまわないように細心の注意をしつつ軽い刺激で鍼を行った。
<2回目(翌日)>
昨晩は寝返りをうてたのと、3日ぶりにお風呂に入ることができたとのこと。
炎症も昨日よりは引いている感じだったが、注意しつつ昨日と同様に施術を行った。
<3回目>
自転車に乗ることができた。
寝返りはうてるが、まだ時折痛みが出る。
仕事が座り仕事なので長時間座った後に立ち上がる時が辛いとのこと。
整体は基本の施術が通常通り行えた。
<5回目>
日常に支障はなく、散歩なども問題なくできたとのこと。
腰に負担のかかる姿勢の話や、養生の体操などをお伝えして今回で施術は終了とした。
まとめ
今回のように痛めてから徐々に痛みが悪化し続ける場合には、何かしら日常の中で腰によくないことをしてしまっている可能性が高い。
それが寝ている姿勢なのか普段の姿勢なのか、それとも何か良かれと思ってストレッチや運動などをしてしまっているのか。その辺りの見極めも施術において重要となる。
施術自体も炎症を悪化させないように慎重に行うべきであり、まさに患者さんとの二人三脚で臨むべき症状であると思います。
(同じ疾患であっても、程度、経過によって治り方には個人差があります。)
ぎっくり腰の鍼灸治療|せきぐち鍼灸整体院【武蔵小金井】
ぎっくり腰(急性腰痛)は鍼灸治療の適応範囲です。

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