五十肩の鍼灸症例 40代女性|せきぐち鍼灸整体院【武蔵小金井】
五十肩の鍼灸症例
来院者 | 期間 |
40代女性 | 2021年1月~2021年3月 |
頻度 | 通院回数 |
週1回程度 | 4回 |
主訴
右肩の痛み
所見・経過
朝起きたら突然痛みが出始めた。
痛みは徐々に増していて、静止時も痛みが出てきたので病院でレントゲンを撮ってもらったところ「骨に石灰化が見られるのと、頸椎の間が狭くなっている」と言われた。
手に痺れはなく、右肩は外転がほぼ不可。「力が入らない」と。
結帯動作もほぼ不可。
寝ている時も痛みがあり、右肩を上にして寝ていても痛みが出ていたとのこと。
五十肩の鍼灸施術
<初回>
右肩を下にすることができなかったので、整体はできる範囲でのみ行った。
腰に灸頭鍼と肩回りに鍼施術を行い。
日常生活においては、肩が楽な夜の寝方を指導して終了。
<2回目>
肩の動きはかなり改善されており、ペンフルアークサインがあるくらいにまで回復。
日常生活では支障はあまり出ていないとのことだったので、通院間隔も1週間空けて2週間後に。
<3回目>
仕事中転倒して右肩を打ってしまい、少し痛みがあるが大丈夫とのこと。
右肩は挙上可能。
外転途中で若干の痛みと、若干骨がゴリゴリと擦れる感じ。
肩周りの筋肉を動かす体操を指導して終了。
<4回目>
痛みもほぼなくなり、時折ふっとした時に少し痛みが出るくらいにまで回復。
日常生活でも支障はないとのことだったので今回で治癒とした。
まとめ
思い当たる節がなく突然の発痛だったため原因がわからず困惑し、1週間で劇的に改善したためそれもまた困惑してしまったが結果が良かったのでホッとしました。
振り返ると、レントゲン検査で「頸椎間が狭い」と言われていたので、ひょっとすると肩ではなく首からくる激痛の可能性もあったのかもしれないが、東洋医学では全身の調整を主に行うため首にも良い影響が出たのではないかと思う。
五十肩は最初の疼痛期をいかに慎重に施術を行い炎症を抑えられるかが、その後を左右するような気がします。
今回はかなりスムーズに良好へと向かった症例でした。
(同じ疾患であっても、程度、経過によって治り方には個人差があります。)
五十肩の鍼灸施術
五十肩は鍼灸治療の適応範囲です。

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