足底腱膜炎の鍼灸症例 40代女性
足底腱膜炎の鍼灸症例|せきぐち鍼灸整体院【武蔵小金井】
来院者 | 期間 |
40代女性 | 2018年5月~2018年6月 |
頻度 | 通院回数 |
週1回程度 | 4回 |
主訴
両足の踵付近の痛み
所見・経過
半年前から両足の踵付近に痛みが出始めて(右>左)日によって波がある。朝が一番痛みが強く、日中はすわり仕事のためさほど気にはならないということ。
20代の頃にも踵が痛む時期があった。整形外科にはかかっていない。
踵の内側に左右ともに圧痛箇所あり。家は畳とフローリングでスリッパを履いている。
運動は特にしていない。体重は半年で約5kg増えたそう。
鍼灸施術
<初回>
整体で全身の調整を行い、足底にかかるふくらはぎのあたりから血流を促すようにふくらはぎ、内くるぶしあたりと踵周辺に鍼施術を施す。更に、圧痛2箇所に直接お灸を7~10壮行い、足底腱の修復を早め炎症を取り除いていく。
最後に炎症が悪化しないよう念のためシップを貼って終了。
<2回目(翌週)>
日によって右が痛んだり、左が痛んだりと波がある。朝は割と楽だったが、仕事中座ってから立つ時に痛みが出やすい。治療は同じで、歩き方など養生法をお伝えして終了。
<3回目(翌週)>
だいぶ痛みが減ったとのこと。圧痛は右の方が強い。
治療内容は同じで、次回の様子を診て治療間隔を空けるか相談。
<4回目(翌週)>
朝の痛みなく、圧痛も右はなく左に少し。だいぶ状態が落ち着いたようなので治療は次回2週間後でまだ痛むようなら連絡をくださいとお話をして終了。
まとめ
足底腱膜炎は日常生活の中で歩きすぎることがあったり、靴の選び方、体重の増加などが原因としてあげられる疾患であるから痛みが治まったとしても、そこを改善できないと再発する可能性が極めて高い疾患といえる。
足底腱膜炎は圧痛箇所を探るのが割と容易な疾患なので、そこにいかにピンポイントで治療を行えるかどうか、また足底全体に血流を促すために足底だけにとらわれず下肢全体の治療を行うのがよい気がする。
(同じ疾患であっても、程度、経過によって治り方には個人差があります。)
足底腱膜炎の鍼灸治療|せきぐち鍼灸整体院【武蔵小金井】
足底腱膜炎は鍼灸治療の適応範囲です。

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