膝痛の臨床症例1
突然の膝の痛み(60代女性)
武蔵小金井の「地域に根付いて病気を根付かせない鍼灸院」せきぐち鍼灸院です。
膝の痛みで当院に来院されて改善した方の症例を一部ご紹介させていただきます。
膝の痛みで鍼灸治療を受けようか悩まれている方のご参考になれば幸いです。
- 来院者/60代女性
- 主訴/立った時に膝に激痛が走った
- 通院期間/2022年8月~9月
- 回数・頻度/9回・週に1~2回
膝痛の症状と経過
当日朝方にトイレに立った時に膝がギクッとなり痛みが出始めた。
一人で歩けないくらいに痛みが強く、ご家族に支えられながら来院。今までも膝が痛くなったことはあったが、一人で歩けなくなるほどの痛みは初めて。

所見
反対側の膝と比べると少し腫れと赤味が見られる。
膝を真っすぐに伸ばすことは不可能。膝の内側に圧痛(押すと痛みがある箇所)箇所が数カ所。
膝痛の鍼灸施術
<初回>
一通り膝の検査を行った後、膝が伸ばせない為、膝の下にタオルを重ねて仰向けで鍼灸施術開始。
腫れを引かせる目的で圧痛箇所と、膝以外の遠隔部に軽く鍼とお灸を行っていく。
痛みで全身に力が入っている状態だったので、横向きになっていただいて全身調整とリラックスのための腰に灸頭鍼を行う。
患部に冷湿布を貼って、しばらく安静にするようお伝えして終了。
<2回目>
初回の翌日に来院。この日もご家族の方に支えられていらしたが、前日よりも歩きやすそうであった。
痛み自体も前日より軽くなっていたが、まだ腫れと赤味はある状態。
施術は前日と同様に、まだ安静にするようお伝えした。
<3回目>
お一人で来院できた。2回目と3回目の施術の間に整形外科を受診。レントゲンを撮ったが軟骨のすり減りは見られるが骨には異常はないとのこと。少し水は溜まっているとのこと。
整形外科で薬はもらわず、かかりつけの漢方薬局で水を抜く薬をもらった
少しずつ膝を伸ばせるようになってきているので、施術は同様に行い最後に少しストレッチをプラスした。
<5回目>
膝の痛みはなくなったが、曲げ伸ばしで違和感はある。
分かりやすい腫れは引いてきたがなんとなくまだモッタリと重い見た目。
膝をメインとした施術はこれで一段落とした。
膝痛の鍼灸症例考察
寝ている間に不意の動作で関節に痛みが出る方が意外と多いものです。
一度痛みが出てしまうとまたいつ同じ事が起こるかと不安に思われるでしょう。鍼灸治療と併せて、寝る前のストレッチや姿勢の工夫など養生をしっかりして予防に努めていただくことが大切です。
こちらの方は以前から全身の不定愁訴で通院されていた方でした。
しばらく間が空いて今回の膝の症状でまた通院を再開されました。膝の症状が落ち着くと共に別の症状が色々と出てきましたので現在は週に1度くらいの通院ペースで鍼灸治療を続けられています。
無事に旅行にも行けて今のところは膝は落ち着いておられます。
(同じ疾患であっても、程度、経過によって治り方には個人差があります。)
膝痛の鍼灸治療について
当院で行っているぎっくり腰に対する鍼灸治療について諸々記載しております。
せきぐち鍼灸院【武蔵小金井】

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