眼瞼下垂の臨床症例1
うつ傾向になると出る眼瞼下垂(50代女性)
「武蔵小金井の「地域に根付いて病気を根付かせない鍼灸院」せきぐち鍼灸院です。
眼瞼下垂で当院に来院されて改善した方の症例を一部ご紹介させていただきます。
眼瞼下垂で鍼灸治療を受けようか悩まれている方のご参考になれば幸いです。
- 来院者/50代女性
- 主訴/うつ傾向になると出る眼瞼下垂
- 通院期間/2021年2月~2022年12月
- 回数・頻度/1週間おき位
眼瞼下垂の症状と経過
3年前から発症し、自然と左目が閉じてしまう。1度は快復したが去年からまた始まってしまった。原因と思われるのはストレスで、仕事を頑張りすぎてしまうと出やすくなるとのこと。10年前からうつ傾向が出始めており、うつ傾向が強くなると目の症状も出てくるとのこと。
外の空気や光の刺激があるとギュッと目が閉じてしまう。夜や室内では出ないがテレビを見ていると出る。車内にいても出やすいとのこと。
所見
朝は起きられない事が多く、夜は睡眠導入剤を服用中。現在は休養のため仕事は休んでいるがそれはそれで仕事がない不安が強くなる。
週に2回はジムでカラダを動かしている。
日常の事を色々お話を伺っていても、自分の体力・気力の限界を超えて頑張りすぎてしまうタイプであると推察できる。
眼瞼下垂の鍼灸施術
<初回>
眼瞼下垂のように内因(ストレスや情動的なもの)からくる疾患の場合、まず問診の時間をしっかり取りお話をじっくりと伺っていきます。日常生活の中のどこに原因があるかをしっかり探るためです。
お話を伺いながら整体でカラダ全体の筋肉・骨格・神経系のバランスを整えて、鍼灸施術も行っていきます。
目の周りのツボ「太陽」「四白」などに刺激を入れつつ、精神的な治療に用いられる「神堂」などにもお灸を加えていく。
まずはしっかりとカラダを休めましょうとお伝えして終了。
<4回目>
目は気にし出すと閉じてしまうとのこと。
新しく仕事を探し始めて、環境も少し変わるかもしれないとのこと。
肩や首に硬さが出ることが多いので、その辺りの血流改善も含めて鍼やお灸を行っていく。
<6回目>
仕事が新しく始まったがまた頑張りすぎてしまうといけないので、できる限り全力投球になりすぎないようにお気をつけてくださいとお話。
今までも頑張りすぎて電池が切れてしまうと2~3か月は動けなくなることが多々あった。
<10回目>
目は気にならない日が出てきた。
グッタリと疲れるということもなく過ごせている。仕事中や何かに夢中になっている間はどうやら目が閉じることも少ない様子。
<14回目>
今まではご主人に車で当院まで送ってもらっていたが、ここまで自分で運転して来ることができた。不安感や落ち込みも最近は少ない。仕事も電車で通勤しているが特に問題なく通えているとのこと。
以降は少しずつ改善しており目が閉じることは今はほとんどない様子です。ただ若干左目の痒さが続いているのでそちらは眼科にも通院して診てもらいながら経過観察中です。
眼瞼下垂の鍼灸治療考察
初回はご主人に付き添われる形でなんとか歩いて来院できる状態だったのが、途中からご自身で車を運転して来院できるようになり回を追うごとに改善が見られたので安堵しました。
お話を伺っていく中でストレスがかなり大きく作用していると感じましたので、ストレス発散になればと思い疾患以外の事も色々とお話させていただいたり、他にも逐一頑張りすぎないようにと色々なリラックス法などお伝えし続けてきました。
現在は1~2週間に1度くらいのペースで来院していただき継続治療中です。
(同じ疾患であっても、程度、経過によって治り方には個人差があります。)
眼瞼下垂の鍼灸治療について
当院で行っている眼瞼下垂に対する鍼灸治療について諸々記載しております。
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