テニス肘の臨床症例1
左肘内側の痛み(60代男性)
「武蔵小金井の「地域に根付いて病気を根付かせない鍼灸院」せきぐち鍼灸院です。
テニス肘で当院に来院されて改善した症例を一部ご紹介させていただきます。
テニス肘で鍼灸治療を受けようか悩まれている方のご参考になれば幸いです。
- 来院者/60代男性
- 剣道で左肘内側に痛み
- 通院期間/2022年10月~11月
- 回数・頻度/6回・1週間に1度位
テニス肘の症状と経過
長い事剣道をずっとやってきており時折痛みが出たことはあった。
今回は2週間前から痛みが出始めたが、今までと痛みの質が少し異なり今回はかなりピンポイントで痛みが出ているとのこと。
整形外科でレントゲンを撮ってもらったが骨には異常なしとのこと。
所見
回内(腕を内側に捻じる動き)で肘の内側に痛みが出る。
圧痛(押して痛みが出るかどうか)は仰っていたようにかなりピンポイントで1カ所に強く出ている。
腫れや熱感は今のところなし。

テニス肘の鍼灸施術
<初回>
運動検査や念のため骨に異常がないかなど一通り検査をした後、まず整体で全体の筋肉・骨格などのバランスを整えていくところからスタート。
以前腰痛で来院されていたこともあるので、腰の状態も伺いながら施術を行っていく。
肘に関係する肩や腕、前腕付近に鍼を行っていき、圧痛が出ている箇所にピンポイントでお灸を熱さを感じるまで行っていった。
念のためシップを貼って初回は終了しました。
<4回目>
1週間ほど剣道の練習は休んでいたが先週から再開。
養生法でお伝えしていた通り、練習後はコールドスプレーでしっかりと冷却をしていただけた。
今回は今までの施術に加えて、円皮鍼(貼りっぱなしにしておく極短い鍼)を肘に貼った。
<5回目>
痛みは一番ひどい時を10とすると5まで軽減した。
この辺りで油断をしてしまうと痛みがぶり返すことが多いので、その辺りをしっかりとお伝えして引き続き養生していただく。
<6回目>
痛みは1まで軽減した。剣道も通常通り練習できていることでしたので施術は今回で終了としました。
テニス肘の鍼灸治療考察
スポーツで傷めてしまった場合にまず考えるのは「いつまで休めばいいか」であると思います。患者さんご本人はすぐにでもスポーツを再開したいという気持ちが当然ありますので、こちらとしてもできる限り早くに症状を改善させたいところです。
治り具合をしっかり見極めて、どの程度再開していいかなどをお伝えしておりますがその見極めがなかなか難しいところです。今回は竹刀の振り方など細かいところまで養生法としてお伝えして二人三脚で何とかスムーズに改善できたのではないかと思います。
(同じ疾患であっても、程度、経過によって治り方には個人差があります。)
テニス肘の鍼灸治療について
当院で行っているテニス肘に対する鍼灸治療について諸々記載しております。
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