偏頭痛の臨床症例1
左側頭部の痛み(30代男性)
武蔵小金井の「地域に根付いて病気を根付かせない鍼灸院」せきぐち鍼灸院です。
偏頭痛で当院に来院されて改善した方の症例を一部ご紹介させていただきます。
偏頭痛で鍼灸治療を受けようか悩まれている方のご参考になれば幸いです。
- 来院者/30代男性
- 左側頭部の痛み
- 通院期間/2018年3月~5月
- 回数・頻度/9回・1週間に1度位
偏頭痛の症状と経過
6~7年前から左側頭部に偏頭痛が出るようになった。
一度出始めるとその日はなんとなくずっと痛みがあり、疲れ目や疲労などがあると更に痛みが強くなりやすいとのこと。
頻度はほぼ毎日で決まって左側。頭痛薬は飲んだことはない。
所見
肩から背中にかけて左側に硬さがある。肩こりの自覚症状はあり。胸部肋骨際にも硬結(しこりのような硬さ)があり、圧痛(押して痛みがあるか)も認められた。
生活リズムに乱れはない。睡眠はとれているが時々眠りが浅い日が続くことがあるそう。
仕事が休みの日は比較的頭痛は出づらい。
偏頭痛の鍼灸施術
<初回>
首・肩の動き、背部全体の硬さ、腹部の硬さなど一通り診察した後、全身調整の整体から施術開始。
首・肩回りや頭部の血流を主に、全身の血流を促すように整体と鍼灸治療を行った。
日常生活の中で悪化因子や緩解因子がないか観察していただくようお伝えして終了。
<2回目>
少し調子がいいようで、この日は頭痛はなし。鍼は苦手ではないがこの日は過敏だった(疲れが溜まっていたりすると皮膚が過敏になることがある)。
<3回目>
相変わらず偏頭痛は毎日出てはいるが、痛みの程度は軽くなってきたとのこと。
昨日は飲み会だった。飲んだ翌日は寝不足も相まって偏頭痛がで出やすいとのこと。
<5回目>
偏頭痛は気になるくらいの痛みがでるのは3日に1回くらいに減ってきた。
疲れると症状が悪化しやすいのは、東洋医学で言うところの虚証タイプなので、養生としては激しい運動や汗を体力にかくなど体力を消耗することは避けるよう養生をお伝えした。
<9回目>
ここ2~3週間は偏頭痛が出ていないとのこと。かなり落ち着いてきたが仕事が忙しい時期など軽く偏頭痛が出ることはあるので月に1回くらいの通勤間隔で治療継続中。
考察
初めの1週間は週に2回のペースで施術を行い、翌週からは週に1回程度のペースで来院していただいた。
頭痛が落ち着いてきてからは間隔を少しずつ開けていったが、偏頭痛がまたひどくなるということはなかった。
仕事の疲れや生活環境などで左右されることがやはり多く、こればかりは養生したくてもできないことも多い。その辺りをうまく鍼灸治療でフォローすることができれば偏頭痛は比較的穏やかな状態をキープできるのではないかと思う。
(同じ疾患であっても、程度、経過によって治り方には個人差があります。)
偏頭痛の鍼灸治療について
当院で行っている偏頭痛に対する鍼灸治療について諸々記載しております。
関連する症例
タグから探す
せきぐち鍼灸院【武蔵小金井】
診療案内
平日10時~20時
土日10時~16時
月曜・祝日休診
ご予約
☎042-316-4728
電話は朝9時から受け付けております。
LINE予約も可能です。
お問い合わせ
お電話かお問い合わせフォームからお願い致します。
せきぐち鍼灸院【武蔵小金井】
〒184-0004 東京都小金井市本町1-3-1
パーセル小金井1階
中央線『武蔵小金井駅』南口徒歩6分
tel:042-316-4728
Mail:sekiguchi.hari@gmai.com