武蔵小金井で肩こりの鍼灸治療を行っております「地域に根付いて病気を根付かせない鍼灸院」です。鍼灸治療は肩こりのポピュラーな治療法のひとつです。血流を改善させて肩こり解消に努めていきます。
鍼灸治療で肩こりを解消する
肩こりに対して鍼灸治療は非常に有効的とされています。
血行が悪くなって起きている肩こりを改善させる方法は、血行をよくすることです。
血行を改善させる方法はいくつかありますが、鍼灸はその最たるものといってよいでしょう。
筋肉は、刺激を受けると活発になり血行が促進されます。
鍼で筋肉を直接刺激することで血行の改善が望めます。
血行が改善されることで、溜まっている老廃物が少しずつ流れ始め、それに伴って肩こりの辛さも少しずつ改善されていきます。
血液は全身を巡っていくものですから、肩からつながる腕や背中、腰など広い範囲に鍼をしていきます。そうすることで、全身の血行が改善されカラダ全体の調子も整ってきます。
姿勢の良し悪しも肩こりには大きく影響してきますので、整体治療でカラダのバランスを整えることも非常に効果的です。
しかし、同時に日常生活での負担も減らしていかなければ、肩こりというのはなかなか改善していかないものです。
デスクワークをすれば、また疲れは溜まっていきます。重い荷物を運べばまた疲れは溜まっていきます。そうした負担を減らすためのストレッチ方法や、日常生活の養生法などもしっかりとお伝えしていきます。
鍼灸治療の基本は、「一緒に快方へ向かうよう努力する」です。
その日の疲れはその日のうちに解消していかなければ、疲れを翌日に持ち越すことにもなり、日々の疲労が蓄積してしまいます。鍼灸+養生で肩こりが改善するよう一緒に頑張りましょう。
- 肩や首の重苦しさを取り除く
- 血流を上げて肩や首をこりにくくする
- 肩こりに付随して起きる症状も改善させていく
肩こり解消のカギは血行
鍼を打つことで肩こりが解消するというのはなんとなく耳にしたことはあると思います。
ではなぜ鍼を刺すことで肩こりが解消するのでしょうか?
マッサージで揉みほぐす延長で、凝った筋肉をより深い部位で直接刺して緩めるというイメージを持つ方も多いと思いますが、そうではありません。
鍼が血流を改善するから、肩こり解消につながるのです。
鍼がカラダに入ると、カラダは「異物が入ってきた」と認識します。
すると、異物を取り除き修復させようとする働きがカラダには備わっているので(恒常性と言います)その部位に血を集めようとします。結果、血流が上がるという仕組みです。
鍼は痛くありません。お灸も熱くありませんので、鍼灸が初めてという方でも安心して受けられるものです。
ストレッチで肩こり解消
鍼灸治療は、鍼を打って「はい、おしまい」というものではありません。
日常生活の中に原因がないかを探り、養生(セルフケア)を行うことでいい状態を維持していけるのが理想です。
そのためにはストレッチや運動は必要不可欠となります。
筋肉を動かすことで血流改善が望めます。当院では鍼灸の治療に加えて、日常生活でできる簡単な運動やストレッチもお伝えしております。
肩こり改善のカギとなる筋肉
肩甲骨周りの筋肉が肩こりと密接な関係があることは先に述べた通りです。
では肩甲骨周りのどの筋肉が凝りやすい筋肉なのでしょうか。
一般的によく聞く肩こり改善の筋肉といえば「僧帽筋」だと思います。
確かに僧帽筋は首から肩先、背中中部辺りまで広く大きくついている筋肉ですので、この大きな筋肉を動かすことは血流を大きく促し肩こり改善につながります。
しかし先ほど述べたように肩甲骨を大きく動かすことも肩こり改善においては重要です。
肩甲骨を支えており肩こり改善の鍵となる筋肉が、この図にある「前鋸筋」です。
前鋸筋は肩甲骨の外側から肋骨にかけてついている筋肉で、肩甲骨を支える役目をもっており、また腕を前方に突き出す働きをする筋肉です。
両腕を大きく前にグーッと伸ばす。こういう動きを日常生活の中で頻繁にしている記憶はありますか?
あまりやらない動きだからこそ、この前鋸筋は血流が滞りやすく身体の中で最も凝りやすい筋肉と言われています。
この前鋸筋を大きく動かすことで肩甲骨も大きく動き肩全体の血流もあがり肩こり改善につながっていきます。
肩甲骨をしっかり動かすことが肩こり改善のコツです。
リフレクソロジーは要注意
肩が凝っているとついついそこを揉みほぐしたくなるものですが、それは少し注意が必要です。
凝っている部分を強く揉むというのはNGです。
揉んだ後や翌日に痛みがくる「揉み返し」という状態は、強く揉み過ぎて筋肉が痛んでしまった状態です。
筋肉が痛むと、先程の悪循環の図で示した「筋肉が固くなる」という状態になりますので、肩こりの悪循環に陥ってしまう可能性があります。
揉まれたその時は気持ちよくてもまたすぐに凝ってしまう。強く揉んでもらわないと気持ちよくないからまた強く揉んでしまう・・・こうなってしまうとなかなか肩こり地獄から抜け出すことができません。
特にリフレクソロジーというのはマッサージ師の資格を必要としないので尚更注意が必要です。
鍼灸治療で用いられるツボ
肩こりの鍼灸治療で使うツボは広範囲になりますが、代表的なものがこちらです。
肩こりに直接関係する首から肩、背中、腕にかけてのツボを用いますが。その他頭部、脚にも鍼やお灸をしていきます。
身体全体の血流を促すことで肩回りの筋肉の硬さも和らいできます。
肩こりとは
肩こりは様々な原因により、筋肉への血流が滞り、筋肉そのものが硬直している状態です。
自覚症状の個人差が大きく、凝っていても何も感じない人もいれば頭痛や吐き気を伴い気持ちが落ち込んでしまう程辛いという人もいます。
なにが原因で起きるのか
一般的な肩こりの原因
いわゆる普通の肩こりの原因として挙げられるのは
- 血行不良
- 運動不足
- 冷え
- 長時間の同じ姿勢
と、なります・・が、要はこれ全部同じことを指しているんですね。
運動不足になると血行不良が起きますし、
冷えると血行不良が起きますし、
長時間同じ姿勢でいると血行不良が起きます。
つまり肩こりの最も大きな原因というのは血行不良ということです。
心臓はポンプのように収縮と弛緩を繰り返して血流を全身に送り出しています。そして筋肉に酸素や栄養を送り届けているのです。
さらに血流の勢いで老廃物(疲労物質)も通常は流されていくのですが、血行が悪くなると老廃物が流れ切らずに蓄積していきます。
これを東洋医学では「気血の流れが滞っている状態」と捉えます。
老廃物が溜まっていくと、筋肉は危険信号として「痛み」や「だるさ」といったサインを出します。これが肩こりです。
・一日中座りっぱなしで作業するような座り仕事の方
・運動不足の方
・冷え性の方
二次的な肩こりの原因
日常の生活習慣以外で起きる肩こりの原因として挙げられるのは
- 眼精疲労
- 背骨・肩周囲の異常
- 心臓疾患
- ストレスなど
中でも多いのは「背骨・肩周囲の異常」です。
頚椎症やストレートネックといった頸椎の異常からくる肩こりや、歯の食いしばりなどからくる肩こりもあります。
心疾患があると左肩にしつこい肩こりを感じることもあります。
*鍼灸治療は一般的な肩こりから二次的な肩こり、どちらにも効果があるとされています。
肩こりの原因は肩甲骨にあり
なぜ肩はこりやすいのでしょうか。それはカラダの骨組みの構造にあります。
肩を動かす際の骨は上腕骨という腕の骨と肩甲骨という背中の骨です。そして骨の周りに筋肉がついていて関節を動かすことができるのです。その際、肩甲骨という骨はあくまで補助程度に動くだけです。
上図のように両腕を肩の高さまで挙げたくらいだと肩甲骨はほとんど動きません。
更に真上まで両腕を挙げた時に、ようやくやや少し補助的に外側に開くくらいです。
つまり肩甲骨自体が動きが少ないので肩甲骨周りの筋肉もほとんど動かないことになります。
筋肉が動かないということはそれだけ血流も悪くなりやすいということです。
つまりカラダの構造上、肩周り、特に肩甲骨周りの筋肉は元々こりやすい筋肉というわけです。
悪循環に陥りやすい
肩こりで悩んでいる方は長い間ずっと肩こりに悩まされているケースが少なくありません。
それは肩こりが悪循環に陥りやすいからでもあります。
この図のように、肩こりの原因が肩こりにあるという状況があるため悪循環に陥りやすくなります。
肩こりに潜む疾患
肩こりは単純な筋肉のこりの場合もあれば、何かしらの器質的疾患が潜んでいて起こる肩こりもあります。代表的なものですと
- 頸椎椎間板ヘルニア
- 変形性頚椎症(ストレートネックなど)
- 胸郭出口症候群
- 頚肩腕症候群
- 頸椎捻挫
- 四十肩・五十肩
- 高血圧
- 狭心症など心疾患
- 更年期障害
- うつ病
- 歯周病
などが挙げられます。
慢性的ななかなか改善が見られないしつこい肩こりの場合には、筋肉のこり以外の可能性も考えらえます。
肩こりの鍼灸治療症例
慢性的な肩こり
60代男性
(2022年5月更新)
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予約・料金|肩こりの鍼灸治療
施術料金
初診料/1,000円
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【初回】 問診/約10分 施術/約50分
【2回目以降】 施術/約50分
カラダ全体のバランスを整え、血流を促して肩こりを和らげようというものです。
その他カラダのどこかに不調がある方はお気軽にご相談ください。
*時間は目安です。
必要以上の刺激は却ってカラダの負担になりますので、十分な刺激がいきわたったところで終了となります。
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