頚肩腕症候群の臨床症例1
左首から背中にかけての痛み(30代女性)
武蔵小金井の「地域に根付いて病気を根付かせない鍼灸院」せきぐち鍼灸院です。
頚肩腕症候群で当院に来院されて改善した方の症例を一部ご紹介させていただきます。
頚肩腕症候群で鍼灸治療を受けようか悩まれている方のご参考になれば幸いです。
- 来院者/30代女性
- 主訴/左首から背中にかけての痛み
- 通院期間/2017年8月~9月
- 回数・頻度/5回・1週間に1度位
頚肩腕症候群の症状と経過
2週間前くらいから、左肩から背中、左腕にかけての重だるさが出てきた。
思い当たることは特になくある日突然という感じ。
朝が一番辛い。仕事はデスクワークでPCをずっと使っており仕事中も段々辛くなってくる。
所見
頭部の前屈(下を向く)、後屈(上を向く)、左回旋(左を向く)で辛さが出る。
腕に痺れはなし。
しつこい左肩こりの場合、心臓疾患の可能性も疑わなければならないが、1月の健康診断では特に問題はなかったとのこと。
背中を丸めて大きく息を吸って腹圧を高めると背中に圧迫感が出る。
頚肩腕症候群の鍼灸施術
<初回>
一通り首や肩の動きをチェックした後、まずは整体治療で筋肉・骨格・神経などのカラダ全体の調整を行った後、患部を中心に首~腕にかけて鍼を置き、腰に全身調整の意味合いで灸頭鍼を行った。
鍼治療は初めてだったので、刺激は軽めで鍼をしてまずは様子を見ていただくことに。
<2回目>
肩甲骨周辺の痛みは一番辛い状態を10としたら、10→5と半分くらいに落ち着いた。治療は前回と同様に行う。
仕事の負担を減らせるようにストレッチを指導。仕事の合間や寝る前、朝起きた時にやっていただくようにお勧めした。
<3回目>
肩甲骨内縁の痛みはほぼ治癒。
左頚~肩のこりは朝起きた時と1~2時間仕事をした後に「張っているな」という自覚症状が出て、腕もだるくなるそう。
<4回目>
首の痛みは10→3に。頭部前屈しても違和感はなし。後屈をすると少し首に違和感あり。
<5回目>
首や肩、腕周りの違和感はほとんど消えたとのことで、定期的な治療は今回で終了とした。
今後は健康維持のため、月に1度の治療か、また肩が重く感じたらすぐに来院するようお伝えして終了。
頚肩腕症候群の鍼灸症例考察
頸肩腕症候群や肩こりなど、デスクワークの仕事が原因にある場合、スムーズに治療効果を上げることは難しいのだが(仕事で負担がかかりすぐにまたこってしまう為)今回は自宅でもしっかりストレッチを行っていただけたので上手に快方に向かった症例だと思う。
こうした疾患の場合、いかに患者さん本人が養生をしてくれるかが非常に重要となる場合が多い。大切なのは治療+養生であり二人三脚で快方へ向かって行くものであると実感しました。
(同じ疾患であっても、程度、経過によって治り方には個人差があります。)
頚肩腕症候群の鍼灸治療について
当院で行っている頚肩腕症候群に対する鍼灸治療について諸々記載しております。
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