足底腱膜炎の臨床症例1
右踵付近の痛み(60代男性)
武蔵小金井の「地域に根付いて病気を根付かせない鍼灸院」せきぐち鍼灸院です。
足底腱膜炎で当院に来院されて改善した症例を一部ご紹介させていただきます。
足底腱膜炎で鍼灸治療を受けようか悩まれている方のご参考になれば幸いです。
- 来院者/60代男性
- 右踵付近の痛み
- 通院期間/2015年4月~7月
- 回数・頻度/13回・1週間に1度位
足底腱膜炎の症状と経過
1カ月前から右足の踵付近に痛みが出始めて、整形外科に罹ったところ「足底腱膜炎」と診断され、湿布と痛み止めを処方された。
仕事でも外出が多いが痛くて立ち止まる程ではない。痛みは少しずつ和らいできているがなかなかなくならない状態とのこと。
所見
踵の中央から外側にかけて圧痛(押すと痛む)箇所があり。見た目にも踵全体が少し赤く腫れぼったい感じがある。
その影響からか、ふくらはぎも張っている状態。

足底腱膜炎の鍼灸施術
<初回>
整体で筋肉・骨格など全身のバランス調整を行い、ふくらはぎ、脛あたりの筋肉が緊張している箇所と内くるぶし、踵周辺に鍼をしていく。更に、圧痛箇所に直接お灸を10~15壮行い、足底腱の炎症を治まりやすくしていく。最後に炎症が悪化しないよう念のためシップを貼って終了
<2回目>
この日仕事で1万歩以上歩いたため、痛みが少し強く腫れも強かった。施術は同じで歩き方など養生法をお伝えして、まだ腫れているので揉んだりしないよう注意をして終了。
<3回目>
2日間ほど調子がいい日があったとのこと。腫れもだいぶ引いてきていた。お灸の箇所を2カ所→1カ所に減らして様子を見ることに。
<6回目>
痛みの出る範囲が1カ所に集中した感じで圧痛箇所も1カ所に絞られてきた。痛みの出る範囲が狭まるのはいい傾向であるが、ここで気を抜くとぶりかえす可能性は十分あるので油断ができない時期である。
<13回目>
ゴルフも何度か行って1万歩以上歩くことも多かったが、問題なく歩けたとのことで、今回で施術は終了とした。
足底腱膜炎の鍼灸治療考察
「すぐ治るだろう」と思っていてもなかなか治らないのが足底腱膜炎である。痛みが出た原因が日常生活のどこにあったのかを患者さん自身が振り返ることも重要なことだが今回のように仕事に原因があるとなかなか改善が難しいものである。
原因がどこにあるかをお伝えしてセルフケアもしっかりお伝えして実践していただけたのでまだ治りは早かった方だと言える。
(同じ疾患であっても、程度、経過によって治り方には個人差があります。)
足底腱膜炎の鍼灸治療について
当院で行っている足底腱膜炎に対する鍼灸治療について諸々記載しております。
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