逆子の臨床症例2
27週目で逆子と診断
「武蔵小金井の「地域に根付いて病気を根付かせない鍼灸院」せきぐち鍼灸院です。
逆子で当院に来院されて改善した症例を一部ご紹介させていただきます。
逆子で鍼灸治療を受けようか悩まれている方のご参考になれば幸いです。
- 来院者/40代女性
- 27週目で逆子と診断
- 通院期間/2022年6月~7月
- 回数・頻度/5回・1週間に1度位
逆子の症状と経過
27週目の検診で逆子と診断され、現在は妊娠31週目。
赤ちゃんの姿勢は横位(横向き)。特に逆子体操の指導は産院ではなかったとのこと。
すでに他所の鍼灸院で2回鍼とお灸を受けてきたそう。
子宮筋腫があり手術をするかどうかまだ経過観察中とのこと。
所見
お腹の上から触診してみると頭が右に来ていることがわかる。
触って足が冷えている感じはないが、自宅では冷えるので靴下を履いているとのこと。
初産であり、仕事以外では特にバタバタと忙しいことはない。
逆子の鍼灸施術
<初回>
逆子の整体から施術開始。通常通りの鍼とお灸で施術を行っていく。鍼は初めてではないので刺激量も普通に。至陰穴にお灸を熱さを感じるまで行う。その際赤ちゃんが回りやすい方向へしっかりとお腹を撫でていただく。
ご自宅でのお灸はすでにされているということでしたので、来院されない日は引き続き行っていただくようお伝えして終了。
<2回目>
触診してみたところ前回右にあった頭の位置が変わっていたように感じられた。
再来週にMRIを撮って、筋腫の状況次第では逆子が直ったとしても帝王切開かもしれないと言われたとのこと。
<3回目>
また前回とは頭の位置が変わっていたので、胎内でよく動いていると思われる。
この日は右耳の調子が悪く、自分の声がよく響くと仰っていたのでそちらも併せて施術を行っていくことにした。
<5回目>
いつも通り逆子の施術を行い、同時に肩こり、腰痛、耳の調整もできる範囲で併せて施術。
触診したところ上腹部に頭が触れないので戻っているかもしれないと期待しつつ終了。
その後次の検診で無事に逆子が直ってたと嬉しいご報告をいただきました。
MRIの検査結果でも子宮筋腫は出産に影響ないだろうということで自然分娩で出産予定。
逆子の鍼灸治療考察
筋腫がある場合筋腫の大きさによっては逆子が戻りにくいということもあり得ます。今回の場合は筋腫が5cmくらいとそこまで大きい筋腫ではなかったのと、2回目の施術段階で前回と頭の位置が変わっていたので十分動けるスペースはあると感じました。
「逆子が直ったとしても帝王切開の可能性がある」と言われても、私も患者様も諦めずに施術を続けた甲斐があったと感じました。
(同じ疾患であっても、程度、経過によって治り方には個人差があります。)
逆子の鍼灸治療について
当院で行っている逆子に対する鍼灸治療について諸々記載しております。
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