逆子の臨床症例4
32週目で逆子と診断
「武蔵小金井の「地域に根付いて病気を根付かせない鍼灸院」せきぐち鍼灸院です。
逆子で当院に来院されて改善した症例を一部ご紹介させていただきます。
逆子で鍼灸治療を受けようか悩まれている方のご参考になれば幸いです。
- 来院者/30代女性
- 32週目で逆子と診断
- 通院期間/2021年11月
- 回数・頻度/3回・1週間に2度位
逆子の症状と経過
32週目の検診で逆子と診断され、現在は妊娠34週目。
28週目に一度逆子と診断されたが30週目の検診では自然に戻っていた。だが32週目で再び逆子にになってしまったとのこと。
3週間後には帝王切開の予定で、その時に最終チェックが行われる予定とのこと。
所見
お腹の上から触診してみると頭が左上腹部の位置に来ており、背中が左側にきていることがわかる。
今回の出産が3人目で、2人目の時も逆子になったがその時は自然に戻った。逆子体操は産院で教わった通りに行っており、自宅でもすでに逆子のお灸をしているとのこと。
逆子の鍼灸施術
<初回>
逆子の整体から施術開始。足はさほど冷えておらずむくみも少ない。血圧も特に異常はないとのことでしたので通常通り施術を行っていく。
すでに妊娠34週目なのでお腹は当然ながら大きい。腰を傷めないように体勢など気を付けながら行っていく。
左至陰にキュッと熱さを感じるお灸を5壮行い、その際お腹を反時計回りに大きくさすっていただいた。
ご自宅ですでにお灸を行っているとのことでしたので、施灸するツボを改めて確認だけして終了
<2回目>
夜中に一度「縦に回った??」と感じるくらいにグルンと大きく赤ちゃんが動いたそう。
元々左右の向きはよく変わっていたそうだがそれまでにない胎動を感じたとのこと。
<3回目>
お腹を触ってみても以前あった右上の位置に頭らしきものはなく、横向きになっているような感じもするが、右下腹部あたりにモゾモゾと胎動を感じるとのことでそれが足であることを祈りつつ検診に挑んでいただくことに。
翌日無事に戻っていたとご連絡をいただきました。
逆子の鍼灸治療考察
当院の逆子の鍼灸治療のページにも記載してある通り、逆子が戻った瞬間というのを体感する方は非常に少ないです。なんとなく戻ってるかな??と思ってたらやっぱり戻ってたということがほとんどなので、今回のように大きくグルンと動いたと感じたというのは珍しいケースかなと思います。
3人目ということもあり子宮もゆったりとした雰囲気がありましたので、34週目という少し遅めの施術スタートでも無事に戻れたのではないかなと思います。
(同じ疾患であっても、程度、経過によって治り方には個人差があります。)
逆子の鍼灸治療について
当院で行っている逆子に対する鍼灸治療について諸々記載しております。
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