頚椎症の臨床症例
首の痛みと左手の痺れ(40代男性)
武蔵小金井の「地域に根付いて病気を根付かせない鍼灸院」せきぐち鍼灸院です。
頚椎症で当院に来院された方の症例を一部ご紹介させていただきます。
頚椎症で鍼灸治療を受けようか悩まれている方のご参考になれば幸いです。
- 来院者/40代男性
- 主訴/首の痛みと左手の痺れ
- 通院期間/2020年10月~11月
- 回数・頻度/5回・2週間に1度位
頚椎症の症状と経過
3カ月前から左前腕~指先に痺れが出始めた。
整形外科でレントゲンを撮ってもらったら頸椎の5番めと6番目の間が狭くなっており「頚椎症」であると診断された。
仕事はデスクワークだが、仕事中に関わらず休日の間でも痺れは出る。
夜中に手が強く痺れていることがあり、また左手は握力が弱い。仰向きで寝るのは痛くて20分も寝ていられないとのこと。
頚椎症の所見
後屈(上を向く動作)はほぼ不可能。
頭痛は月に2~3回くらいの頻度で出ている。
首や肩周りの筋肉は、全体的に詰まったような硬さがあった。
頚椎症の鍼灸施術
<初回>
整体で全身のバランス調整を行っていくが、首の整体は特に慎重に行いました。鍼で首~肩背中全体の血流を促し、仕事中でもできる簡単な首のストレッチと日常生活での養生法をお伝えして初回は終了としました。
<3回目>
首の後屈は初回より動く範囲が少し広がった。左回旋(左を向く動作)で痛みが出やすいので整体の時は今回もかなり慎重に行いました。
首~肩、首に関係するツボなどに鍼灸施術を行っていく。
<6回目>
首の回旋動作の範囲が広くなり、整体で首の操法を行うことができた。(今までは痛みが出てできなかった)
<9回目>
左腕の痺れの頻度と強さは大分減ってきた。後屈の可動域も更に広がってきた。1時間くらいなら仰向きで眠れるようになってきたとのこと。
現在も月に1回くらいのペースで通院中ですが、現在は左手の痛みと痺れはほとんどなく、首の可動域もだいぶスムーズになっている。仰向きで寝ていても支障はないとのこと。
頸椎症の症例考察
頚椎症は整形外科でレントゲンを撮れば大抵はハッキリわかるものです。肩こりなどが長引く場合には一度検査を受けてみるのも良いと思います。
今回の場合は、ひどいぶり返しもなく数か月後には左手の痺れは気にならないまでに快復されていたのでかなり順調に回復した症例だと思います。
仕事の疲労によりまだまだ首や肩周りは硬く凝りやすいがそれでも最初の頃に比べると柔らかく、ほぐれやすい。
ご自身で気が付いていない首への負担がいくつかあったので、その辺りのケアの仕方もお伝えしつつ、日常生活での養生も含めて今は1~2月に1度の通院で現状を維持できていると思います。
(同じ疾患であっても、程度、経過によって治り方には個人差があります。)
頚椎症の鍼灸治療について
当院で行っている頚椎症に対する鍼灸治療について諸々記載しております。
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