五十肩の臨床症例2
右肩の痛み(50代女性)
「武蔵小金井の「地域に根付いて病気を根付かせない鍼灸院」せきぐち鍼灸院です。
五十肩で当院に来院されて改善した症例を一部ご紹介させていただきます。
五十肩で鍼灸治療を受けようか悩まれている方のご参考になれば幸いです。
- 来院者/50代女性
- 右肩の痛み
- 通院期間/2018年8月~12月
- 回数・頻度/14回・1~2週間に1度位
五十肩の症状と経過
去年の11月頃から右肩に痛みが出始めて、5月頃から痛みがひどくなってきた。
水泳に2~3回/週行くが、バタフライが痛くてできない。着替えが今一番辛いのだが、それでも寒くなったら着物が着たいとのこと。
レントゲンでは骨に異常はなし。痛み止めと湿布を処方されている。
所見
右肩外転(腕を外側に開く動作)90度くらいで痛みが出るが、そのまま180度まで挙げることはできる。
結帯動作(腰に手を回す動作)で痛みが出るが、ジリジリと少しずつ上げることはできる。
五十肩の鍼灸施術
<初回>
腕の動き肩の動きを一通りチェックした後やはり五十肩であるだろうと判断して施術開始。
初回でもあり、肩の動きにも制限があったので今回は整体は行わず鍼灸のみ行うことに。
肩甲骨周り・肩関節に鍼とお灸を施していく。
脇の下を圧迫しながらゆっくりとストレッチも行っていき、ご自宅でもできる体操をお伝えするとともに生活習慣の注意点もお伝えして終了。
<2回目>
結帯動作の可動域が広がっていたのと動作時の痛みが少し減っており、痛みよりも違和感の方を強く感じるとのこと。
治療は前回の治療に全身調整の整体を加えた。
<4回目>
バタフライが泳げるようになったとのこと。
<6回目>
家のことであれこれカラダを使う作業をし、その後家族の事で色々とバタバタしてしまい肩の痛みがぶり返してしまった。バタバタしてプールにも行けなかったのもよくなかったのかもしれないとのこと。
一時的に悪化したものだから焦らくて大丈夫ですよと改めて体操・生活習慣のアドバイスをお伝えした。
<8回目>
肩の痛みが落ち着いてきて、またバタフライで泳げているとのこと。
<14回目>
痛みはたまに出るくらいにまで改善。
念願だった着物が着られましたと嬉しそうでした。
五十肩の鍼灸治療考察
もともと水泳で定期的にカラダを動かしていた方だったこともあり、無理のない範囲で運動をしてもらいつつ鍼灸施術を進めていきました。また、バタフライを泳ぎたい、着物が着たいという明確な目標があったことも前向きに治療をするモチベーションになっていたと思います。
順調に症状が治まってきた後も今回のように様々な要因が重なって症状がぶり返すことがあります。今回の場合はそれまで少し空けていた治療間隔を詰めて通っていただいたことで、スムーズに良い状態へ戻すことができた症例でした。
(同じ疾患であっても、程度、経過によって治り方には個人差があります。)
五十肩の鍼灸治療について
当院で行っている五十肩に対する鍼灸治療について諸々記載しております。
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