背筋を鍛えましょう

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こんにちは、「武蔵小金井の人に寄りそう鍼灸院」こと、せきぐち鍼灸院の院長関口です。
今回は背筋を鍛えましょうというテーマでお話していきます。
筋トレをしていても胸や腕を鍛える人は多くいますが背中をしっかり鍛えている人は少ないのではないかと思います。背筋を鍛えることで色々と恩恵が受けられますよ。
 
 

鍛えるべきは腹筋より背筋

「腰痛を予防するためには背筋より腹筋を鍛えましょう」
と、よく耳にすると思いますが、個人的には正直「???」です。

椎間板ヘルニアは、骨の間にある椎間板が外側に飛び出してしまった状態ですが、この椎間板は繊維輪と髄核で構成されています。

この繊維輪は背中側が元来薄くなっています。これは昔人間が四つん這いだった名残りではないかと言われています。

更に、実際腰痛で痛めるのは、当然ながら背筋を傷めるわけなので、やはり腰痛予防で鍛えるべきは腹筋よりも背筋ではないかと私は思います。
 
 

ヘルニアになるのは若い証拠?

椎間板ヘルニアになってしまったら「もう歳か・・」と嘆く患者様も多いですが、実際のところヘルニアは椎間板が瑞々しいと起こりやすいものです。(水分は幼児で70%、高齢者で50%以下)
ですので椎間板ヘルニアになったらまだ椎間板が若い証拠であると言えるのかもしれません。
 

椎間板ヘルニアの鍼灸治療のページタイトル

 
 

腰痛の治りが悪い人

拇指背屈力テスト(足の指を上に反らせる動きの強さ)が弱い人は腰痛の治りが悪いです。
これは腰痛の症状の重さを診る時にも行う検査法ですが、症状が重い人ほど足の親指に力が入りにくくなります。

背筋を鍛える運動

うつ伏せになって上半身を起こす運動が自宅でできる一般的な背筋トレーニングですが、このトレーニングは筋肉の可動範囲が狭いのとこれで腰を痛めてしまう可能性もあるので、より安全にできる方法として私はデッドリフトをお勧めします。

背筋を鍛えるデッドリフトの図
背筋を鍛えるデッドリフト

【デッドリフトやり方ポイント】

  • 足を肩幅に開いて真っ直ぐ立つ
  • 膝をなるべく前に出さないように、上半身を屈める
    (この時背中を丸めないように注意)
  • 背中・腰の力を使ってゆっくりと上半身を起こしていく

初めは何も持たずにまずはフォームを意識してゆっくりやってみましょう。
慣れてきたら両手にペットボトルなど軽い物を持ったままやってみてください。
10回×3セットくらいから始めてみることをお勧め致します。

運動習慣のない方が急に運動を始めるとケガをします。まずは負荷をかけず(両手に何も持たず)にゆっくり慎重にやってみてください。

筋力トレーニングをしている人の場合、腰痛の回復も早いですし、姿勢の良し悪しにも関係してきますので、上手に筋力トレーニングをして腰痛予防に努めましょう。

 
せきぐち鍼灸院 院長 関口礼
 
 
 

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