痔の臨床症例4
年に1度悪化する痛み(50代女性)
「武蔵小金井の「地域に根付いて病気を根付かせない鍼灸院」せきぐち鍼灸院です。
痔で当院に来院されて改善した方の症例を一部ご紹介させていただきます。
痔で鍼灸治療を受けようか悩まれている方のご参考になれば幸いです。
- 来院者/50代女性
- 主訴/外痔核(いぼ痔)による痛み
- 通院期間/2020年3月~5月
- 回数・頻度/2週間に1度位
痔の症状と経過
20歳頃に初めて切れ痔で出血した。
いぼ痔(痔核)は15年前くらいに出産後に悪化し、それ以降年に1回ほど悪化する。
夕方にかけて脱出が大きくなりヒリヒリと痛む。
いつもは一か月ほどで落ち着くが、今回は長引いているとのこと。
病院は薬をもらいに通っている。
便秘がち、週末に泊りがけの外出が多く、排便のリズムが崩れてしまう。
カラダが冷えやすく、冷えるとお尻の調子も悪くなる。
所見
見た目にプリッと張りが強い脱出が見える。触っても痛みはない。
色は赤味があるもののそこまでひどい状態ではなさそうである。
痔の鍼灸施術
<初回>
日常生活や排便、食事などについてじっくりお話を伺い問題点を探るところからスタート。施術は、まず整体でカラダの調整、循環を促していく。
肛門周囲に鍼をして、お腹周りの循環を高める目的で腰に灸頭鍼を行う。
日常生活のアドバイスとご自宅でできる体操、呼吸法などお伝えして終了。
<2回目>
脱出が少し小さくなったように見える。
施術は前回と同様に行っていく。
<3回目>
脱出の違和感を感じることがなくなったとのこと。
施術は前回と同様。
<5回目>
もうほとんど気にならずに生活できているとのこと。
脱出も軽く抑えるだけでキレイに内側へ納まり、赤味もない。
日常生活で気を付けるポイントを再確認し、今回で一旦通院施術は終了としました。
いぼ痔の鍼灸治療考察
冷えやすいことと、週末の泊りがけの外出で便秘になってしまうことが悪化の大きな要因のようでした。
じっくりお話を伺い、冷やさない工夫やトイレに行けない時の対処など相談しながら解決策を探っていきました。
肛門周囲に鍼をした後は肌がふわっと柔らかくなり、排便がしやすくなったとのこと。
一旦卒業された後も、クーラーや職場で冷やしすぎて痔の症状が出ると早めに来院され、上手く鍼灸を使って痔と付き合えていけているようです。
この方のように妊娠出産をきっかけに痔がひどくなる方は多いです。理想を言えば違和感を感じた段階で早めに鍼灸治療も含めて治療をされる方が増えるといいなと思います。
(同じ疾患であっても、程度、経過によって治り方には個人差があります。)
痔の鍼灸治療について
当院で行っている痔に対する鍼灸治療について諸々記載しております。
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